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■ビジネスプランコンテストに応募したきっかけを教えてください。
起業後、中小企業の方々とお付き合いする中で、ビジネスプランコンテストや助成金申請などで“ビジネスプランを作成する”といった話を耳にするようになり、そんな時ちょうど北区ビジネスプランコンテストを知って「自分もやってみようか」と思ったのが、最初のきっかけです。
受賞したプランは、もともと、ネスト赤羽※に入居する際に、この事業を行う想定で応募していました。
それまでパートナーの人たちと事業への取組みを進めていたものの、環境の変化などで紆余曲折があり、ビジネスプランコンテストをきっかけにプランを練り直し、再スタートを切ることを宣言したい意図もありました。
また、当時、療養中だった家族を励ます意味もあり、応募を決めました。
※ネスト赤羽は、北区の創業支援施設です。
https://www.nest-akabane.com/
■ビジコンに応募してよかったことを教えてください。
応募することで自分の思考を整理して、アイディアを拡げるきっかけになりました。
また、自身のビジネスモデルは少し特殊でB2Bビジネスであるからこそ、知らない人にも伝わるか、理解してもらえるか、を考える機会にもなりました。
受賞プランは、業界を知る人には理解できるはずですが、それでも少し特殊な取組みも含んでいるため、業界の人でも想像し難い部分もありました。だから、業界を知らない人に理解してもらうのは難しいプランだと思いますが、“コンテスト”という場ですから、多くの人達に理解してもらえるか?への挑戦というところもありました。それは同時に、ビジネスパートナー各位に、このビジネスに対する更なる理解と共感を得たいという意図も働きました。わからない人にいかに伝えるかはそういった点からもとても大切です。
ビジネスプランを作ることはとにかく、様々な経験を得られる機会になりました。
■ビジコンで受賞した後の事業の状況を教えてください。
コロナ禍で“産業ガスの現場”も変わっている部分があると感じています。今、改めて現場の声をヒアリングするなどリスタートしたところです。
今年の秋頃には皆さんにも何かしらお見せできるものをリリースしたいと思っています。
ビジネスプランコンテスト受賞で、瀧野川信金さんとのお付き合いも始まり、最近新たに始めたシェアオフィス事業の資金調達でも相談にのってもらいましたし、色々な手続きもスムーズだったように思います。
シェアオフィス事業は自身の経験を踏まえて、スタートアップ企業の創業から事業を軌道に乗せるまでの支援を行える場が欲しいと思って始めました。
私の現在の本業である経営コンサルティングは不思議と大手企業が中心なのですが、起業家年齢が上昇している昨今、私の実体験に基づく私なりの方法で、密着型支援というか、日本の起業環境の改善・活性化の役に立ちたいと思っています。
■今回、応募する方への応援メッセージをお願いします!
ビジネスプランコンテストに応募することは、自分がやろうとしていることが本当に正しいのか、人のためになるのだろうかなど、突っ走っていると忘れがちなことを思い出したり、客観的な評価を得たり、といった機会になると思います。どんな評価を得たとしても、以降に役立つことしか無いと思います。是非チャレンジしてみてください。
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